従来の流れ生産方式ではなく、単一のラインやセル(小部屋)で一連の製品を組み立てる方式で、複数のワーク・ステーションとそれらを繋ぐ在庫で構成される。セル型生産方式はU字型ライン編成が進化したものと考えられる。
生産管理システムのエクス
要求されている製品の製造に必要とされる期間の合計から、
調達リードタイムを除いたものである。
見込生産品の場合は、オーダー発行から完成品入庫までの期間を指す。
工程内リードタイム(=待ち時間+作業時間+移動時間)にはかなりの
アイドル時間が含まれており、生産ラインのフロー化によって、
ムダを削減する試みが重要である。
顧客が製品やサービスの提供を待ってくれる期間。
通常は受注から回答納期までの期間を指す場合が多い。
他の品目に対して、従属的に必要とされる下位の階層の需要のこと。同一の品目が品目構成によって、独立需要にも従属需要にもなる場合がある。従属需要はMRPもしくは発注点で管理を行うのが通常である。
生産計画に対して部品展開を行った場合の独立需要と従属需要の総計。在庫や発注残などの引当を行う前の数量を指す。
製番とは製造番号のことであり、オーダーに一意に付番された参照番号のことである。
製番管理方式では、この製番が製品へのひも付き情報として管理される。
受注生産に対する生産管理方式であり、プロジェクト型生産方式の一種である。
日本では生産形態や規模に関わらず、最も普及している手法。
個別原価計算が前提となっている。
RRPとも言う。事業計画に基づいた長期的な能力や資源の計画を指す。
①生産計画から月次、四半期、年次の製品の優先順位を受けて、 総労働時間などの生産能力を目標の管理指標に変換する。②要員、設備、機械、協力会社など調達に長期間を必要する資源を対象とする。③事業計画レベルなので経営層の承認を得て、実行に移される。
完成品を上流として捉えた供給連鎖。業者(サプライヤー)から顧客(カスタマー)に至る製造やサービスの価値連鎖を実現する企業内外の全てのプロセス。近年ではSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)として、ムダとコストの削減を実現するコンセプトとして注目を浴びている。
設備などの製造資源を機能的類似性に基づいて近接配置し、生産能力の効率性を追及する生産方式で機能別配置とも訳される。様々なオーダーに対する高度なフレキシビリティ、設備稼働率の向上などのメリットがある。製造品目の種類が多く、加工順序も異なり、工程順に設備を配置できない場合に有効である。
顧客のオーダーを受けてから製品の製造を行う生産方式。MTOともいう。受注生産で毎回設計を伴うものを個別受注生産という。部品の在庫は行うが、製品の在庫は行わない。