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MTSとも呼ばれる。顧客オーダーを受ける前に自社の生産計画に基づいてロット生産を行い、最終製品在庫からの出荷を行う生産方式。受注生産と比較して納入リードタイムは短い。受注予測を見誤ったり、製品の仕様の切替時に不良在庫が発生する可能性を持っている。
生産管理システムのエクス
顧客のオーダーを受けてから製品の製造を行う生産方式。MTOともいう。受注生産で毎回設計を伴うものを個別受注生産という。部品の在庫は行うが、製品の在庫は行わない。
生産計画の主体を製品ではなく、部品に置き、部品を受注に応じて適切に組み合わせる生産方式。部品は基本的に見込生産であるが、製品は受注生産である。設計段階での標準化、共通化がポイントとなる。
Build to Orderの略。顧客の需要(受注仕様)に基づき、コンポーネントや
部品などを組み合わせて生産する方式。
パソコンのなどのオンライン受注などが代表例。製品在庫や流通在庫を削減し、
それに伴う負担金利の低減、不良在庫の低減などの効果が期待される。
コストダウンやリードタイムの短縮を目的として、標準的な仕様を確立し、
製品、部品の採用、工程、在庫などを設計するプロセス。
後工程引取方式。前工程は後工程からリクエストされたオーダーだけを生産または移動することができる。前工程のサイクルタイム(生産速度)を決定するものは後工程のサイクルタイムであり、バッファとしての仕掛在庫は特定の量に制限される。このシステムを具体的に実現するツールがかんばんである。需要引取、引っ張り生産方式とも言われる。
トヨタ生産方式の基本的理念である「必要なものを、必要な時に、必要なだけ生産する」
を具現化したコンセプト。
徹底したムダの排除と継続的改善の繰り返しによりリーン(贅肉のない)な生産活動を
目指すアプローチである。
プル・システムやJITにおいて標準生産ロットに添付されるカードのこと。品目、数量、前後の工程、保管場所などの情報が記載されており、後工程から前工程への生産要求を表したものである。①生産指示かんばん、②引取かんばんの2種類に大別される。
マス・プロダクションにおけるムダを明確にし、プライオリティをつけながら、生産ロットを極小にするプロセス。規模の経済性の矛盾を徹底的に排除する方式である。
最終製品の構成を定義する基準情報で、品目マスタデータを立体的に組み合わせる事によって定義される。部品、仕掛品、製品に任意のコード付けを行い、それぞれの間を工程で接続する。部品表、BOM、レシピなどと呼ばれる場合もある。所要量計算の中核を成すデータで、量産系生産管理システムにおいては、品目マスタと在庫精度がMRPの成否を決める。